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伝統と歴史を誇る関西ヨットクラブは、1962(昭和37)年、秋、関西財界人の茶飲み話からヨットクラブ設立のプロジェクトが生まれました。(堀江謙一青年がこの年に達成したヨットでの単独太平洋横断の話題から盛り上がったそうです)。
1964(昭和39)年には、クラブハウスが完成し、任意団体「関西ヨットクラブ(以下KYCと略)」が誕生します。同年、KYC初のレース(西宮~洲本)が開催され、俳優の森繁久彌氏が自身の愛艇「ふじやま丸」を西宮に回航するなどKYCの活動がスタートしていきました。
誕生---任意団体ヨットクラブとして創設
1964年(昭和39年)8月15日には完成したばかりのクラブハウスにて祝賀式が開催されました。その1カ月後に台風20号が襲来、創設されたばかりのクラブ施設は大きな被害を受けることとなります。1年以上の営業停止を余儀なくされながらも、1966年からハーバーから復興、同時期にクラブレースが再開されました。
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さらに充実した活動へ
この頃には現在まで続いている年間を通したクラブポイントレースも始まりました。公共性の確立と健全な海洋思想の普及を目的として、クラブの社団法人化を申請し許可を受け、桟橋の拡張、クレーンの設置など、施設も整い、クルージングや釣り大会なども行われ、重質した活動が行われました。
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国際的な交流がますます活発に
多くの外国艇が入稿し、交流を深め始めた80年代。関西ヨットクラブの所属船が海外レースへ参戦し始め、その流れは現在でも続いています。また、ロイヤル香港ヨットクラブと姉妹提携を結びました。日本人で初めてたった一人で太平洋をヨットで横断した海洋冒険家・堀江謙一が関西ヨットクラブ名誉会員となりました。
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困難を乗り越えて新クラブハウス竣工
1993年にはオーストラリア・フリーマントルセーリングクラブとも姉妹提携を結びます。また、新ヨットクラブ建設に向かう中、台風13号により、ハーバーに多大な被害が発生、そして1995年には阪神淡路大震災が発生。オープンが大幅に遅れながらも10月にはアジア随一を誇る規模のクラブハウスが竣工しました。1997年には関東以外では初となるジャパンカップが開催されました。
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さらなる挑戦と国際交流
2001年には「J24世界選手権」を開催。また、ロイヤルシドニーヨットスコードロン、ロイヤル香港ヨットクラブ、関西ヨットクラブでDRAGONインターポートレガッタが開催されました。2004年インターナショナルデー在阪総領事によるヨットレースや2001年スプリングレガッタIMSクラスが行われました。
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充実の活動と50周年記念
ジャパンカップ開催、2011年新西宮ヨットハーバー開港記念オープンヨットレースの開催など、活発なレース開催に加えて、レクリエーションや釣り、クルージング、ジュニアヨット教室の開催など、クラブとしてのイベントも充実。創立50周年ムービーも作成されました。
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関西ヨットクラブ創立50周年ムービー
アメリカズカップへの挑戦
2017年には関西ヨットクラブとソフトバンク株式会社が契約しソフトバンク・チームジャパンを立ち上げ第35回アメリカズカップに参戦、大いに盛り上がりました。
『伝統を未来へ繋ぐ、関西ヨットクラブ』へ
名実ともにアジア随一のヨットクラブになったKYC。国内の主要なヨットレースにも無くてはならない存在感を示し続けています。ただ時代の移り変わりも激しくヨット人口は減少しているという現実もあります。60年前のKYC会報第1号には「海を恐れ、海を愛す」という言葉が描かれています。KYCは権威ある開かれたヨットクラブとして『伝統を未來へ繋ぐ、関西ヨットクラブ』をスローガンに、ヨットレースのさらなる発展のためにこれからも尽力して参ります。